研修日記 その4 〜海老芋作業の合間に〜
素人が農家になっていく過程を記録していきます
目的は?
自分へのメモが1番の目的だったりしますが、私のように農家と無縁な方が農家を目指そうとした時に一つの事例として参考にしてもらえればとも思いますので、研修の様子を書いていきます。
ご注意ください
やり方は農家さんそれぞれ違います。
同じ地域であっても、畑が違えば土壌の特徴が変わったり、畑の中でも条件が変わったりするので、やり方は様々です。
ですので、書いてあることが全てではなく、数ある農家の1例に過ぎませんので、参考程度に読んでいただければと思います。
記載した内容を真似たとしても、うまくいくとは限りませんし、うまくいかなかったとしても責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
2021/5/7 から 5/13 までのダイジェスト
研修生活4週目です!
携わった作業
- サツマイモの定植準備
- サツマイモの定植
- 春ジャガの収穫
- ナス・ピーマン・トマト・きゅうりの定植
主なトピックス
海老芋がひと段落しているスキに
研修先の農家さんは、海老芋だけでなく様々な野菜を作っています。
いつまでに何をどの順番ですべきかを常に考えながら作業していきます。
海老芋の定植フェーズが終わったことで、しばらくは定植した苗が根を張り、成長していくのを待つ間に、他の作物の作業を一気にやっていきます。
農家ならではかもしれませんが、自分たちで食べたい自家用野菜なんかも作ったりしますが、今回はこのタイミングで進めました。
自家消費用なので、少量で良いので海老芋に比べたら楽勝の作業量でした。
ジャガイモを傷つけないように収穫する
春ジャガの収穫を行いましたが、海老芋の定植と雨のせいで収穫が少しずれたことで、ジャガイモの中にはサツマイモのような大きさのジャガイモもありました。
鍬を使って土ごと軽く掘り起こしながら収穫するのですが、鍬を入れる際に角度に気をつけないとジャガイモを傷つけてしまいます。
傷つけてしまっては商品にならないので、気をつけながら掘り起こします。
収穫したものも、日に当たる時間が長くなってしまうと、どんどん色が変わっていってしまうので、手早く収穫して貯蔵庫へ持っていきます。
サツマイモは需要大!!
老若男女関係なく人気な野菜の代表格であるサツマイモも定植しました。
こちらは畝作りの仕上げに鍬を使って整えますが、力はいらないものの、軽く腰を曲げて作業を続けるのでこれがかなり腰にくる!
そして時間もかかるので結構大変でした。
苗は、植え付けする予定から逆算して、種芋畑からカットして準備しておく必要もあります。
どのくらいの量が必要かも当然ですが計算しておかないといけません。
そして苗を植える際も中腰なので、ここでも足腰への負荷が・・っ!
海老芋より工程は少ないものの、結構な重労働でした。
1週間振り返ってみて
毎日天気予報が微妙に変わり、次の雨に備えてやれることをどんどん進めました。
色々な野菜の育て方について、教えてもらい勉強になりました。
別のエントリーで書きたいと思いますが、自分の家庭菜園用の畑があり、そちらでも研修で学んだことの復習がてら畑づくりを進めています。
GWも終わったところで、この先雨予報が続いているのが心配ですが、そろそろ早期に出荷する海老芋畑の草刈りが必要になってきています。
天気と睨めっこしながら、近日草刈りが始まる予定です。
研修日記 その3 〜海老芋の定植2〜
素人が農家になっていく過程を記録していきます
目的は?
自分へのメモが1番の目的だったりしますが、私のように農家と無縁な方が農家を目指そうとした時に一つの事例として参考にしてもらえればとも思いますので、研修の様子を書いていきます。
ご注意ください
やり方は農家さんそれぞれ違います。
同じ地域であっても、畑が違えば土壌の特徴が変わったり、畑の中でも条件が変わったりするので、やり方は様々です。
ですので、書いてあることが全てではなく、数ある農家の1例に過ぎませんので、参考程度に読んでいただければと思います。
記載した内容を真似たとしても、うまくいくとは限りませんし、うまくいかなかったとしても責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
2021/4/30 から 5/6 までのダイジェスト
研修生活3週目です!
携わった作業
- 海老芋の定植準備
- 海老芋の定植
- 灌水パイプのセット
主なトピックス
もう1枚の畑で再び定植!
先週、定植を終えたところで一旦雨となり、残りもう1枚の畑は雨上がり後から開始しました。
この雨のお陰で、疲れた身体を小休止できました。
世間はGWで大型連休でしたが、農家には関係なく天気と作業の進捗に合わせて仕事です。
先週やったことを復習しながら、より丁寧に、よりスピーディになるように進めていきました。
やっぱり辛いのが苗の定植です。まだ身体の使い方が定まらず腰への負担があっという間に蓄積していきました。
逆にコツを掴んできたのが、マルチを張る作業です。
リズムと身体のバランスの取り方がわかってきて、疲労の蓄積も大きく減って、作業時間も初めてやった時の3分の1程度になりました!
2回目なので流れを考えて動く
定植も2回目ということで、1回目で覚えたことをもう一度繰り返しますが、流れはもうわかっているので後は理解が足りていないところや気づけなかったことを学べました。
畑が変わると、土の質も変わります。
1回目ではわからなかった、こういうことに気づけるのも良い経験です。
そして作業の一つ一つにかかる時間は、体がまだ覚えているので、ペース配分もわかってきます。
少し心の余裕ができたのもあって、来年自分でやるときにどういう点を気をつけて準備しなければならないか、どのくらい日数がかかるのかなんてことも考えながら作業できるシーンも増えました。
技術を身につけるのには、場数を如何に踏むのが大事なのか改めて感じました。
いつでも灌水できるように準備しておく!
定植時に灌水用のホースをセッティングしますが、これだけでは水は撒けません。
このホースにパイプを繋げて、井戸を組み上げるポンプに繋げればすぐに灌水できるようにします。
まだ梅雨はこれからなので、乾燥の心配は少ないですが、必要な時にすぐに水を流せるように準備しておきます。
1週間振り返ってみて
先週に続いて海老芋の定植の1週間でした。
何かとGWは雨予報が出やすいので、天気予報を頼りに早め早めに作業ができるタイミングを逃さないように進めていきました。
作業の流れがわかっている分、次はアレ、その次はコレと考えながら、1回目よりは流石にずいぶんと手際良く動けたと思います。
トラクターなどの機具の使い方もだいぶ覚えてきました。
これで、定植フェーズは終わり、今後はしばらく育成フェーズです!
研修日記 その2 〜海老芋の定植〜
素人が農家になっていく過程を記録していきます
目的は?
自分へのメモが1番の目的だったりしますが、私のように農家と無縁な方が農家を目指そうとした時に一つの事例として参考にしてもらえればとも思いますので、研修の様子を書いていきます。
ご注意ください
やり方は農家さんそれぞれ違います。
同じ地域であっても、畑が違えば土壌の特徴が変わったり、畑の中でも条件が変わったりするので、やり方は様々です。
ですので、書いてあることが全てではなく、数ある農家の1例に過ぎませんので、参考程度に読んでいただければと思います。
記載した内容を真似たとしても、うまくいくとは限りませんし、うまくいかなかったとしても責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
2021/4/23 から 4/29 までのダイジェスト
研修生活2週目です!
携わった作業
- 海老芋の定植準備
- 海老芋の定植
- JAの出荷場へ同行
主なトピックス
定植まで手間暇がかかっている!
沢山の工程があり、4日ほどかかりました。
畑を耕し、畝を作り、肥料を撒き、苗を植え、灌水の準備をして、マルチを張るといった具合に定植が終わるまでにやるべきことが色々あります。
畝を作った後は、ほぼ手作業です。
大変なのは、苗の植え付けと、マルチ張りでした。
狭い畝間で屈んで作業を進めるので、足腰の負担が凄いです。
1列やった後、立ち上がろうとすると力が入らずフラフラです・・💦
大量の水が欠かせない
海老芋は乾燥が大敵です。
特に夏場は乾燥させないように、灌水で水分補給させる必要があります。
マルチも張るために、定植の段階でその準備が必要になってきます。
水を引き込む場所や灌水位置など調整しながら、配置していきます。
1週間振り返ってみて
海老芋の定植で始まり、定植で終わった1週間でした。
とにかく一つ一つの作業で足腰の負担がすごい!
毎日体のどこかしらが痛い状態が続き、ついていくのがやっとでした。
研修日記 その1 〜研修開始!〜
素人が農家になっていく過程を記録していきます
目的は?
自分へのメモが1番の目的だったりしますが、私のように農家と無縁な方が農家を目指そうとした時に一つの事例として参考にしてもらえればとも思いますので、研修の様子を書いていきます。
ご注意ください
やり方は農家さんそれぞれ違います。
同じ地域であっても、畑が違えば土壌の特徴が変わったり、畑の中でも条件が変わったりするので、やり方は様々です。
ですので、書いてあることが全てではなく、数ある農家の1例に過ぎませんので、参考程度に読んでいただければと思います。
記載した内容を真似たとしても、うまくいくとは限りませんし、うまくいかなかったとしても責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
2021/4/16 から 4/22 までのダイジェスト
さて、研修生活最初の1週間です!
この1週間は初めてのことだらけでした。
研修先は磐田市の海老芋農家さんです。
海老芋だけでなくネギを始め色々栽培されています。
携わった作業
- 海老芋の苗の移し替え
- 里芋の種芋植えとその準備
- ネギの収穫
- 大根の種まきとその準備
- 生姜の種芋植えとその準備
主なトピックス
憧れのトラクターに乗る!
今や農作業には農業用機械が欠かせません。
一度乗ってみたかった念願のトラクターに!といっても、ほぼぶっつけ本番でした💦
もちろん最初は操作説明は受けましたが、必要最低限の操作方法を教えてもらって、耕耘開始でした。
運転中にカラスを始め色々な鳥がおこぼれ頂戴しにきたり、アマガエルが必死に逃げ回ったりといった様子をみて癒されたりしつつ、じっくり畑を耕していく工程は結構好きです。
トラクターのポイント
- ブレーキは二つあり、左右それぞれの後輪をコントロールする
- 圃場内では、アクセルペダルは使わず、ローギアのままクラッチペダルだけで動かす
- 出口を先に決めて、逆算してルートを考える
- 隣接する畑や壁、水路などには気をつけつつもギリギリまでしっかり耕耘する
- ロータリーの下げ忘れだけでなく、下げた後に旧ハンドルやバックギアに入れると自動制御で上がってしまうので注意する
- 停車してトラクターから降りる際は、ロータリーが上がっていること、各種ギアがニュートラルになってることを確認する
- 使い終わったら、公道へ出る前にロータリーの土落としをする
雨の日はお休み & 雨が止んでも畑の状態次第で次の日もお休み
雨が降ると、畑はどんどん水分を含んでいきます。
含む量が増えるほどに土の状態も変化していきます。
せっかくの畑を台無しにしないよう雨の場合はできるだけ畑に入らないようにします。
そして雨が止んでも、土壌には水が残ります。
ある程度土が乾くまではやはり入れません。
ですので雨の日も雨上がりの後も、畑仕事ができないので、お休みになります。
収穫後の出荷作業などがあれば、雨が降ることを計算して、雨の日にそのような作業を集中的にやったりもします。
雨予報を常に意識しながら、作業のスケジューリングを決めていくのが重要です。
鍬は難しい・・
農業用機械が現代農業の中心とはいえ、鍬の出番が無くなったわけではありません。
耕した後の畑に畝を立てたり、マルチを貼る時に土を被せるのに使ったりと細かい作業にも使います。
ただこれが思っている以上に難しい・・。
例えば、畝を作るのに真っ直ぐ直線的な畝を立てるのも困難です。
単純に力の入れ具合さえ難しいです。
腕力に頼るとすぐにバテるので、鍬の先端の重さを上手く使う必要があるのですが、鍬に振り回されるような振り方になってしまうと怪我にもつながるので加減をしっかりコントロールしてあげる必要があります。
掬い上げる土の量もバラバラだと、力加減が定まりません。
先生はサクサク作業を進めますが、自分は半分以下のスピードの上、出来上がりが酷い・・💧
「最初から上手かったら百姓なんていらないよ」だそうで、先生は10年くらいで様になってきたとか。
鍬道恐るべし。
除草剤
雑草の強さはその繁殖力です。
どこからともなくタネが運ばれ、ものすごいスピードで生えていきます。
これとの戦い方を覚えるのも大事なことで、その一つが除草剤を使った方法です。
エンジン付きの噴霧機に除草剤を水で希釈させて、雑草にかけていきます。
大事な作物などにはかからないように細心の注意が必要です。
磐田のある遠州地域は風が強いことが多く、風の強い日にはまけません。
霧状の薬剤があっという間に飛散してしまいます。
作業自体は難しいことはないのですが、細心の注意と周辺環境への配慮は欠かせません。
1週間振り返ってみて
あまりに知らないことだらけで、毎日覚えることが多くて覚えるだけでも必死な1週間でした。
身体もまだ必要な体力ができていない上に、下手くそな作業しかできないので余計に疲労が蓄積された印象です。
初週から雨が降ったことで、休みができて回復しながら作業ができたのは幸運でした。
トラクターは何度か乗る中で、なんとなく操作方法がわかってきましたが、綺麗に耕耘するにはまだ程遠いです。
来週は海老芋畑を集中的に、そして念入りに準備して苗を植えていきます。
来週の雨予報早まらないといいなー。